「支えの信条ーノーマン・クンツ」〜ともに生きるということ

今日の研修で紹介され、久々に見たメッセージ。

脳性マヒで生まれたカナダの障害者権利運動家ノーマン・クンツさんが、妻のエマ・ヴァン・ダー・クリフトさんとともに作りました。

社会に向けて、「障がい」ということ、「支援」ということ、「共に生きる」ということなどを、自分たちの体験を元に訴えるメッセージです。

支えの信条

歴史を通じて、
障害をもつ者達は、
産声と共に見放され、社会から見捨てられ、
宮廷の道化師として嘲笑われ、
ナチスドイツ時代にはガス室に送られ、
そして今も尚、隔離され、施設に入れられ、
「行動管理」という名の拷問にさらされ、
虐待され、犯され、安楽死においやられ、
そして殺され続けている。

今日史上初めて、障害をもつ人々が、己の持つ権利に基づき、
価値ある一市民としての存在を主張し始めた。
ここに潜む落とし穴は、社会が彼らの叫びに対し
公平と尊重ではなく救済と慈悲で応じてしまうという危険。
だから今、あなたに届けます・・・

-支えの信条-

私の障害を問題としてみないでください。
障害は私の一部です。

私を欠陥人間として見ないでください。
私を異常で無力な人間として見ているのは、あなたなのです。

私の事を直そうとしないで下さい。
私は壊れてなんかいません。

支援してください。
そうすれば私なりの方法で社会に貢献できるのです。

私をあなたの患者として見ないで下さい。
私もあなたと同じ、一市民です。
あなたの隣人として見てください。
人は皆、人に支えられて生きているという事を忘れずにいて下さい。

私の行動を矯正しようとしないでください。
静かに、聴いて下さい。
あなたが不適切行動と決めつけているものは、
私にできる唯一の方法であなたに何かを伝えようとしているのかもしれません。

私の事を変えようとしないでください。
あなたにそうする権利はないのです。

私が知りたい事を学ぶ手助けをしてください。
あなたが感じている不安や迷いを、
専門家としての距離で隠さないでください。

私の声に耳を傾け、
私の“もがき”を簡単に解決できるかのように軽く受け流したりしない、
そんな人でいてください。

理論や方法論に、私を当てはめようとしないで下さい。
ただ、一緒にいてください。
そしてぶつかり合った時には
互いに自らを省みる機会としましょう。

私をコントロールしようとしないでください。
人として自分らしく生きる権利が、私にはあるのです。
あなたが不服従や操りと呼ぶ行動は、
自分の人生を自分でコントロールできる
私にとっての唯一の方法なのかもしれません。

いつも素直で従順で
礼儀正しくいる事ばかり叩き込まないでください。
自分を護るためには、嫌な時には「嫌だ。」
と言える事が必要なのです。

無理に私の友達になろうとしないで下さい。
そんな同情はいりません。

私の事をよく知ろうとして下さい。
そしたらいつか、友達になれるかも知れないね。

例えそうする事があなたの気分を良くするとしても、
勝手に私を助けようとしないで下さい。
手助けが必要かどうか聴いてください。
私から、あなたが私に手を貸せる方法を教えてあげます。

私を称賛しないで下さい。
精一杯生きようとする事は、特に崇拝されるようなものではありません。

私を尊重してください。
尊重の前提には対等があるから。

指示したり、矯正したり、指導したりしないで下さい。
聴いて、支えて、後をついてきて下さい。
私は料理されるだけの鯉じゃない。

あなたと私、同じ水に棲み、共に生きよう。

作/ノーマン・クンツ、エマ・ヴァン=ダー=クリフト
日本語訳/笠原真帆
訳協力/齋藤明子、横山実、中谷路子

今週はこんな記事が読まれています。

DELL

SIMフリーを選ぶならDMM mobileがおトク

Sponsored Link

よろしければシェアお願いします。

2 件のコメント

  • 愛媛県出身の小説家吉村萬壱の前世は兎を読みました、ハリガネムシも良かったけど新作は最高に楽しく面白い作品でした。
    おすすめします、読んでみてください。

  • 本を沢山読む人はそれだけで、素敵な事だと思います、私はすぐに眠たくなり1冊の本を読むのに数年かかる事なんてザラですね。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です