正体不明の「声」、いわゆる「幻聴」はあなたにも…

幻聴

 

こんにちは。

世の中には、私たちが経験したことのないような経験をしている方たちがたくさんいます。

いわゆる「幻聴」もその一つ。

統合失調症の症状の一つである幻聴。

実は私、この6年間ほど、そもそも幻聴とはどういうもので、どうしたら「幻聴」がなくなるのか、いや、もしなくなるのが難しいとしても、どうしたらうまく付き合っていけるのか・・・このことについて関心があり、関連する本を見つけては読んだり、考え続けています。

「やってもムダ」「出て行け!」などと苦しめる「声」が

そもそものきっかけは、前に働いていた職場に新しく入った方が、この「幻聴」に苦しめられていたことでした。

仕事をしていると

「やってもムダ」

「いないほーがいい」

などと言われて調子を崩して早退。

家で自分の部屋にいても、

「出ていけ」

「生きていてもムダ」

などと言われて、夜中にフラフラの状態で家を出てしまったり…。

そういう時に電話をいただくのですが、電話の向こう側では、言葉がただ羅列されるだけで、思考が混乱している様子。 なんとか居場所を聞き出し、迎えに行ったりしてました。

当時の私は何の知識もなく、一体どうしたらいいのかわからず、いろいろ調べている時に、一冊の冊子に出会いました。 

正体不明の声―幻覚妄想体験の治療ガイド 原田 誠一 (著)アルタ出版 (2002/05)

※この冊子は、エッセンスを抜粋した「要約版」が下記のサイトからダウンロードできます。

アルタ出版株式会社―FREE DOWNLOAD

 

 

幻聴の特徴と治療のポイント

 

○幻聴は、不安、孤立、過労、不眠の4つの条件が重なってしばらく続く時にしばしばみられる現象であること  

○そのルーツは、「自分の気持ちや考え」であること

○治療のポイントは「三つの悪循環」を断ち切ること

○治療の4つの柱は  

①生活の送り方に注意を払う(4つの条件をなるべく避ける)

②精神科スタッフ等との相談を続ける

③薬の服用

④幻聴の受け止め方を工夫する

などなど、詳しく、そしてとてもわかりやすく書かれているんです。

私は、さっそくこれをコピーして、その方と昼休みを利用して、1日に3章ずつ読み合わせしました。

その方は、1章読み終わるごとに、それまでの自分の体験と照らし合わせながら感想を語ってくれました。

読み合わせも終わり、とりあえず約束したことは、

①毎日9時には寝ること。(不眠を減らす)

②仕事中に調子が悪くなったら、無理をせず、近くにいる人に声をかけて休憩すること。(孤立・過労をなくす)

③出勤前に調子が悪い時は、無理をせず最初から休むこと。(過労をなくす)

④幻聴を気にしないための、自分なりの対処法を見つける。(散歩や音楽、読書などなど)

でした。 この読み合わせをしたことによって、もちろんただちに幻聴が消えたり、少なくなったりということはなかったのですが、自分で「幻聴だ」と自覚し、約束を守ることで、徐々に幻聴の回数も減ってきたそうです。

調子がいい時は、自分を褒めたり励ましてくれる内容になったり。不思議ですね。

あれから私も職場を変わり、その方も違う場所で活躍されていますが、

今でも、ずいぶんと減ったそうですが体調を崩した時には聞こえるそう。

当時は、「今日の『幻聴さん』は、意地悪でねぇ~」などと、一応、自分と切り離してとらえることが出来る(外在化)場合もあれば、

「今日も職場で悪口が聞こえた。あれはどうしても幻聴とは思えない」 と、絶不調の声で電話がかかってくることもありました。

このつらさ、実際に体験した方でないと、分からないんでしょうね(´д`、)

ストレスフルな現代では誰にでも起こりやすい

この冊子では、幻聴が生まれる例として、雪山で遭難した時、無菌室で治療を受けて免疫力が低下している時など4つの条件(不安、孤立、過労、不眠)が重なった場合などが挙げられていますが、

例えば、「受験、入学、卒業、恋愛や失恋、人げ関係のトラブルや破綻、就職、結婚、出産、家族からの孤立、転職などの時にはストレスが重なりがちとなり、4つの条件が同時に生じやすい」と指摘しています。

何かとストレスフルな現代社会。

心と体のバランスを崩さないよう気をつけていきたいと思います。

 

 

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